【社保加入済みの会社向け】社会保険の調査で年金事務所は何を調べるのか!?

 いきなり届いた年金事務所からの呼出状。

 

そこには、調査をするので出勤簿・賃金台帳・就業規則・・・となにやら難しそうな名前の書類を持って年金事務所へ来なさい、と書いてあります。

 

調査!!

なんか悪いことしたかな!?

こりゃあ、どうしたらイイもんか?

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 彼を知り、己を知れば百戦して危うからず・・・

・調査の対象は無作為に選ばれる

よりによって、何でウチなんだよ!と思うかもしれません。

ですが、、、

年金事務所の職員は、大体4年に1回程度調査をすると言っています。

 

つまり、どの会社も調査の対象になり得るのです。しかも税務調査より高い確率で。

 

過去の調査で指摘事項や届出忘れなどが多かった場合は要注意先としてマークされているかもしれませんが、一般的には、管轄の年金事務所がランダムで選ぶので、特にあなたの会社だけを怪しんでいる、というわけではありません。

 

社会保険の調査ってどんな感じなの?

調査と言うと税務調査のようなイメージを持つかもしれませんが、税務調査に比べれば時間も労力もかかりません。

 

税務調査は2日も3日もかけて行われますが、社会保険の調査は、特に問題がなければ10分程度、下手をすると5分もしないくらいで終了します。

従業員がいない、または少数の会社などは「へっ?」と拍子抜けするくらいアッサリ終わることもあるのです。

あくまで問題がない場合の話ですが。

 

・年金事務所の狙いは何か?

何のために調査をするのか?

 

それは、保険料の徴収漏れがないかどうかを確認するためです。

 

たとえば、パートやアルバイトといった非正規従業員が多い会社では、従業員本人の意向もあり、本来は社会保険に入らないといけないのに加入していない(資格取得届を提出しない)ということがあります。そこを指摘してくるのです。

 

社会保険に加入していない従業員を探して保険料を取る

 

これが年金事務所の狙いです。

 

社会保険未加入はどうやって調べる?

これは、出勤簿・タイムカードで調べます。

社会保険の未加入者のみをチェックするので、加入済の社員のタイムカードは基本的に見ません。

 

パート・アルバイトで、週30時間以上かつ週4日以上出勤していれば、間違いなく加入指導をしてくるでしょう。

 

もし未加入の従業員がいることが発覚すると、最大2年前までさかのぼって保険料を取っていきます。

 

あるお客様は、パート・アルバイトの未加入を指摘され、きっちり2年さかのぼられて、数百万円も払わされたことがあります。このお客様は、さかのぼりの社会保険料を支払うために融資を受けたほどでした。

 

・過去2年分の書類を持ってこい、とは言うものの・・・

過去の出勤簿など2年分の書類を持ってこいと書かれていますが、実際には持って行ってもほとんど見られません。

 

2年前までのものとなると結構な量になるので、紙袋などを用意し持っていくわけですが、資料全部に目を通すということはありません。(結構重たいんだぞっ!)

 

過去の資料を見るのは、未加入の従業員がいたときに、その従業員がいつから入社したか、またはいつから労働時間などが増えたのかをチェックするときだけです。

 

・ほかにも

社会保険の未加入者を指摘するだけではなく、他にも

・賞与支払届で届け出た賞与の金額と賃金台帳が合っているか

・給与計算で控除している社会保険料が正しいかどうか

なども調査されます。

 

普段の手続きが問題なくされていれば、調査は何もこわくありません。

普段の手続きに自信がないと不安かもしれませんが・・・。

 

社長と家族だけの会社など小規模の会社を除いて、調査に行く前には、過去の資料を点検し、社会保険労務士に相談する等準備を万端にして望む方が良いでしょう。