従業員を雇うときは、絶対に健康診断を受けさせた方が良いと思った出来事

会社には、従業員を雇うときに健康診断を受けさせる義務があります。

 

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運送業は運輸局がうるさいので、しっかりした会社が多いと思いますが、他の業種は、年に一度の健康診断はやっても、入社時の健康診断はやっていないという会社も多いのではないでしょうか。

 

でも、入社時の健康診断は絶対受けさせた方が良いと思います。

法律で決まっているから!!ではありません。

 

前に、僕のお客さんで大変な目に遭った社長がいたからです。

 

1.はじめて従業員を採用。しかし、、、

ある会社(B社とします)を経営している社長のお話です。

 

B社には従業員がいません。

社長は一人で経営も実務もこなします。

 

前から、若い人を入れて育てたいと言っていた社長。

ハローワークからの紹介で、初めて従業員を雇うことが決まりました。

 

ですが、その従業員は異業種からの転職で、まったくの未経験者。ほとんど戦力になりません。もちろん、それを承知の上で社長は雇いました。

 

ところが、その従業員が入社して早々に高熱を出して休むことになりました。

40度近くもあり、数日様子を見ることになったのです。

 

そして、熱が引いてから復帰してきましたが、また体調を崩して休むことになりました。

 

ちゃんと診てもらってこい、ということで病院で検査をした結果、

なんとその従業員は難病指定されている病気にかかっていたのです。

 

とても普通に働ける体ではありませんでした。

社長と話し合った結果、その従業員は退職することになりました。

 

入社から退職まで3ヶ月ほどありました。

その間、その従業員はB社に何も貢献することができませんでした。

 

B社は入社日から従業員を社会保険に加入させていました。

もちろん、本人の負担分はもらっていましたが、まったくの払い損になってしまったのです。

 

2.健康診断をしていれば・・・

社長は優しい方なので、その後もその従業員のことを気にかけて、健康保険の手続きなどの世話をしてあげていました。

 

『いい勉強になった』

 

と言っていた社長ですが、僕は、入社時の健康診断を受けさせていれば防げた話だったのではないか、と思ったのです。

 

健康診断をしても分からなかったかもしれません。

でも、『自分は健康です』と誰でも言えますし、自覚がなければ、自分は健康に働ける体だと思っています。

 

それを証拠もなしに信じてしまえば、B社のようなリスクを背負うことになるかもしれません。

 

B社のお話は、入社した従業員にとっても残念なことでした。当然、悪気はなかったと思います。

 

ですが、従業員の採用はビジネスの一環です。

慎重にならなければ、会社が損をしてしまう羽目になるのです。