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【中小零細企業向け】赤字は悪!?毎年赤字が続いても会社が倒産しない理由

会計・税金

社長になって日が浅い方ほど、会社が赤字になることにアレルギーを持っている方が多い気がします。

 

赤字になることって悪いことなんでしょうか??

 

そりゃあそうでしょ!

赤字ってことはマイナスなんだから、仕事をしない方がマシだったってことじゃないか!

赤字が続いたら会社が潰れちゃうよ!

という声が聞こえてきそうです。

 

多くの社長が誤解しているポイントの一つです。

会社が潰れる原因は赤字だからじゃありません。

 

では、どんなときに会社が潰れるかというと、、、

 

1.会社は、おカネがあれば生きていける

 

資金繰りがショートしたときです。

お金が足りなくなり、支払能力がなくなってしまったときに会社は潰れるのです。

 

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そうだけど、お金がなくなったのは赤字だからじゃないの??と思うかもしれません。

 

黒字倒産』という言葉を聞いたことはありませんか?

 

帳簿上は利益が出ているのに、資金繰りがショートして会社が潰れてしまうケースです。

典型的な黒字倒産は、売上が上がって利益も出ているのに、売掛金が回収できないようなパターンです。『勘定合って銭足らず』という状態です。

 

黒字でも倒産する。

逆もしかりで、赤字でも倒産しないこともあります。

 

そんなことあるの?と思うかもしれません。

 

たとえば、永遠に借金を続けられる会社があったとします。

そういう会社であればどんなに赤字が続いてもお金はあるので潰れません。

 

いやいや、赤字の会社にいつまでも銀行はお金を貸さないでしょ。

 

たしかに、銀行はお金を貸してくれないでしょう。

でも、こういう場合はどうでしょうか。

 

先祖伝来の不動産をたくさん持っている大地主さんがいたとします。 

不動産を色んな人に貸していて、毎月家賃が入ってくるのでお金をたくさん持っています。

 

この地主さんが会社を作って社長になりました。

でも、まったく経営に向いてないので毎月大赤字です。

でも会社は潰れません。

 

なぜなら

地主である社長が、毎月入ってくる家賃を会社に回しているからです。

社長が個人のお金を会社につぎ込むことは、会社から見れば社長に対して借金をしていることと同じです。これなら、社長に家賃収入がある限り、半永久的に会社は借金をし続けることができます。

 

お金がありさえすれば、会社は回る。

赤字でも潰れないなんてちょっと不思議な話ですが、本当にそうなんです。

 

2.赤字が悪かどうかは、赤字になった原因による

地主の話は極端なので、今日あった、僕のお客さんとの話を紹介します。

 

お客さんは、運送会社(A社とします)で、ある銀行と付き合いを始めたばかりです。

最初は気前よくお金を貸してくれた銀行が、今後もスムーズに融資をするために、どうしても今期は黒字決算にして欲しい、と言ってきたのです。

 

ところが、A社は今期赤字になる見込みです。

 

なぜかと言うと、A社は前期の決算が過去の赤字を帳消しにするほどの黒字でしたので、今期は税金を払わないで済むように、社長と奥さんの役員報酬をあえて高く設定したのです。

 

A社が赤字になっている原因は、役員報酬を上げたからなのです。

役員報酬を上げていなければ、A社は今期も大黒字でした。

売り上げが減ったとか、設備投資に失敗したとかで赤字になったのとは違います。

 

決算書は、赤字であることが悪いと見るのではなく、赤字になった原因が何かをよく見る必要があるのです。単に赤字だから「ウチの会社はヤバい」というのは違うと思うのです。 

 

ですが、たとえ役員報酬の取りすぎが赤字の原因だと分かったとしても、銀行によっては融資に慎重になるところが増えてきているようです。

 

3.中小零細企業と大企業を一緒にしてはいけない

大企業は赤字になるとニュースになります。

なぜでしょう?

 

大企業は上場会社であることが多く、銀行からの借金だけでなく、投資家(株主)からもお金を集めて事業を続けています。

この投資家から集めたお金で大企業は利益を出し、株主へ配当という結果を出さなければいけません。

 

赤字になれば、株主に損失を与えることになります。業績の悪い会社に株主は投資しません。それは何としても避けなければならないのです。

 

一方、中小零細企業はどうでしょうか?

 

株主は社長1人。ほとんどがそうです。

会社が赤字続きで株の価値が無くなったって誰からも怒られやしません。

 

黒字にしなきゃいけない理由なんてないのです。

 

いや、中小零細であっても、会社は利益を出していかなければいけないんだ!

と思っている方、国に洗脳されています。

国は税金を取りたいので、会社に利益を出すよう求めます。

 

でも、税金を払って何か見返りがありますか?

払った税金は戻ってきません。

 

であればいかに合法的に税金を払わないですむかを考えるべきなのです。

 

先ほどのA社の話でいけば、会社は赤字でも、社長や奥さんは高い役員報酬を受け取っている分、高い所得税を納めています。

法人税を払うか、所得税を払うかだけの違いで、きちんと税金を納めているのです。税務上、何も問題ありません。

 

中小零細企業の社長であるあなたは、どっちの税金を払う方が得なのか?を考えるべきなのです。