税理士の選び方を間違えた社長の誤解ベスト3

「ウチの税理士さんは何もしてくれないんだよね~」

と不満を口にする社長が世の中たくさんいらっしゃいます。

 

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弁護士と関わることはほとんどなくても、税理士は、おそらく会社を辞める日までずっと付き合うことになります。

 

税理士には、会社の売上から通帳の中身まですべてを見せることになるので、顧問税理士は社長と同じかそれ以上に会社のお金に詳しいパートナー的存在になるでしょう。

 

それなのに、

なぜ、社長は税理士に不満を持つのでしょう?

社長は税理士選びで何を間違ってしまったのでしょう?

 

実は、、、

 

 

ほとんどの社長は、税理士選びでいくつかの誤解をしているのです。

 

社長の誤解①:税理士は会社のために良い提案をしてくれる

税理士に不満を持っている社長の誤解、堂々の第1位がコレです。

 

え?税理士は節税の方法とかお金のやり繰り、経営の相談に乗ってくれたり、会社のためになるアドバイスをしてくれるんじゃないの??と思われたのではないでしょうか。

 

たしかにそういう税理士もいます。

でも、それは一部の良心的な税理士です。

 

じゃあ、税理士の仕事って何なんだ!と言いたくなるでしょう。

 

ズバリ!

税金を正しく計算して、税務署などへ期限までに申告手続を代行すること。

 

節税の提案も経営の相談も税理士の本来の仕事ではありません。ですから、節税のことを何も考えてくれない税理士もいれば、資金繰りのことで相談しても力になってくれない税理士もいます。

 

でも、それは税理士からすれば、プラスアルファのお仕事です。税理士はコンサルタントではないのですから。

 

社長の誤解②:税理士選びは、税理士本人を見てから決める

税理士を選ぶとき、お願いする先生がどんな人かは一番気になるでしょう。

 

しかし、税理士選びは税理士の先生本人を見て決めてはいけません。

なぜなら、これからあなたが頻繁に顔を合わせるのは、税理士の先生ではなく担当につく職員だからです。

 

この担当職員に領収証や通帳のコピーを渡したりして数字をまとめてもらい、会社の経営状況を報告してもらう形になります。

 

当然、あなたが見せてもらう書類は、税理士本人がチェックをすると思いますが、税理士も細かく仕訳の一つ一つまで確認するわけではありません。

税理士一人だけの事務所ならともかく、何十社、何百社もお客様がいるわけなので、先生本人がすべてのお客様の状況を常に把握することは、現実的に不可能です。

 

大体、毎月の報告は職員が行い、年に一度決算のときにだけ税理士と会う、というスタイルになると思います。

 

なので、あなたを一番よく見てくれるのは担当職員です。

 

この担当者もピンからキリまでいろんな方がいます。

大手事務所でなければ、職員はほとんど税理士の資格を持っていません。資格があれば独立してしまう人が多いからです。

そして、年齢層も高校を卒業したばかりの子から、50歳を超えたベテラン職員まで様々です。

 

また、丁稚奉公の色が強いので、基本的には職員を叩き上げ(悪く言えば放置プレイ)で教育する事務所が多いので、職員個人の能力にも差があります。

 

それこそ、記帳代行と申告だけやっていればいいという考えの職員もいれば(これがほとんど)、お客さんが損をしないように、節税やいろんなことを勉強してアドバイスしてくれる職員もいます。

 

なので、あなたが税理士を選ぶときは、先生本人はもちろん、今後、どんな人が担当者になるのか確認しておいた方が良いでしょう。

 

社長の誤解③:すべてお任せしてあるから安心

税理士や弁護士などの士業は、お医者さんとよく似ています。

会社の顧問税理士は、主治医のようなものです。

 

そこで起きるのが、税理士は間違ったことをしないし、間違ったアドバイスもしない、という錯覚です。

 

税理士も人間です。ましてやあなたが一番関わるのは担当職員です。

間違ったことをしてしまったり、言ったりすることもあります。

 

だから、すべて鵜呑みにして丸投げしないことです。

 

必ず、税理士が作った書類に、会社のトップである社長が目を通し、意味が分からなかったら聞くこと。

 

もし、税理士さんが間違って税金を多く申告した場合、その税金を払うのは誰ですか??

 

お医者さんの業界ではセカンドオピニオンといって、1人の医者だけでなく、2人目、3人目のお医者さんをサブでつけている患者がいます。主治医が誤った判断をするかもしれないからです。

 

税理士も同じです。ウチの事務所でも、申告は他の税理士にお願いして、ウチには相談だけお願いするというお客様がいます。

 

プロと言っても皆サービスレベルが同じではありません。

もし、税理士選びを間違った!となってしまったら他に代えれば良いだけの話ですが、最初から、『安いから』とか『近いから』という理由で安易に税理士さんを決めるのはあなたにとって大損です。